今年度の花期展示会が終わったばかりの17日(日曜日)、6月度の例会が開かれました。
展示会場で芳名張に記入していただいたお方へも例会のご連絡を差し上げたところ、数名の参加があり、きょうのテーマ「花後の整枝剪定」を
会員とご一緒に学んでいただくことになりました。
これは、会員のK氏が愛培中の盆栽「朱鷺」です。今、まさに花後の手入れが始まろうとしています。
花がらを摘んだあと樹頂部から剪定を始めます。この木のように形が出来上がっている場合、来年もこの形を保ったまま咲いてくれれば良しとすれば、
今年伸びた部分をカットし去年の状態に戻してやるだけで、毎年同じ花を見ることができるという理屈です。
しかしそれでは進歩がありません。K氏の心の中を見通すことはできませんが、この木を理想の姿に一歩でも近づけようという強い想いが込められているに
違いありません。
6月という季節は、自らの「はさみ」の動きによって、一歩一歩理想の姿に近づいていくさつき盆栽の姿を現実に目の当たりにできるという
嬉しい時期でもあります。
盆栽を前にして黙々と作業をしている人たちの心の中では、その木に対する様々な想いが駆け巡っており、瞬間々々の「はさみ」の動きは、それぞれの想いの
集大成、というのが私の観察です。
K氏の想いの結果は、このような形になりました。ちょっと「追い込み過ぎ」ではないか、という見方もありますが、枝の多くには針金もかかったまま
なので、完成樹とするのはさらに1年先を見越しているのかもしれません。
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