中秋の名月


(2004年9月28日、古筝を演奏する李昌さん・・兼六園内橋亭)



 台風21号が沖縄近海で足踏みしていた旧暦8月15日夕、兼六園では予定通り観月会が催されました。

 今夜は名月の鑑賞会とあって照明は通路脇に置かれた行燈の光だけ。暮れるのが早くなった園内は行きかう人の顔ももうぼんやりとしか見えません。

 イベントの開始は午後7時30分。霞が池の水上、内橋亭のお座敷から中国の古筝の音が水面を渡り始めます。観客は真っ暗な中、思い思いの場所で、 思い思いの格好で耳を傾けます。

 妙なる調べとともに昇り来る名月が湖面を照らし、モノトーンの名園が鑑賞できるという演出なのですが、 今夜の月は時間になっても薄い雲のヴェールに包まれたまま。内橋亭のお座敷の明かりだけが薄赤く輝いています。











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