名園さつき散歩
桜が散り、かきつばたが終わるころ、兼六園は一年を通して最も色鮮やかな花で彩られます。
桜のピンク、かきつばたの群青に続き、真っ赤な花をつける「さつき」は、兼六園に咲く多くの
花の中でもひときわ華やかな雰囲気を持っています。花時期も長く、5月の中旬から6月の中旬まで
約1か月間咲き続けます。毎年6月中旬に執り行われる市祭「百万石まつり」には、遅咲き種の
「高砂」や「大盃」が文字通り祭りに「花を添える」のですが、残念ながらこの時期、皐月の
花に目をやる見物客はほとんど見あたりません。それでも今年は市祭を迎えるにあたって、
百間堀の斜面に咲く見事な懸崖の皐月の下草が刈られ、お堀の土手も一段と美しくなっていました。
うれしいことです。
(平成9年(1997)/06/10撮影)
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