即興のイメージづくり

(2006/7/15)

(さし芽から10年経過)


 昨年の秋、7年ぶりに再会した「貴公子」、しばらく植え替えをしてもらっていないようです。鉢の表面を見るとひどい根づまり状態、水の通りも極めて よくありません。春先から一刻も早く植え替えを、と思っていたのですが、気分が乗らず今日を迎えてしまいました。その理由はいたって単純、 この木の将来のイメージが湧いて来なかったのです。

 鉢の真ん中から鉛筆を立てたように直立した幹。これではイメージも湧きようがなく半ば諦めかけていましたが、放置すればこの夏を無事に越せるか どうか心配になってきました。




 せめて植え替えだけでもと思い、きょう取り敢えず鉢から抜いてみました。案の定、根はびっしりと詰まり一部は根腐れを起こしています。このまま放置 していたら、間違いなく今年の夏は無事に過ごすことは出来なかったでしょう。

 竹べラを使って鉛筆立ちの幹の土を取り除いて行くと、土の下から立派な「根張り」が顔を出しました。植え替えだけでもと思って始めた作業ですが、途中から 即興的に剪定に切り替え、主枝には針金を掛け、根洗いをして元の鉢に植え込むという、植え替えのフルコースを行なうことになりました。





 やや無理なフォームですが、きょうのところは致しかたありません。この状態で芽吹きを待つことにします。根張りの状態に助けられ、やや左へ傾けて植えられた のが、この木を模様木として見ていこうと決定した理由です。







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