展示会から引き上げて来たままの姿です。「お疲れ様」と声を掛けてやりたい気持になります。
今年、この木は2度のお勤めを果たしました。1回目は4月の中旬、まだ蕾も堅いまま
企業内の展示会に参加、
2回目は先日終わった
「第26回百万石さつき盆栽展」です。
スポットライトの下に5日間置いた第一回目の展示は、この木にとって大きな負担となりました。その後に咲いた花には「力」がなく、
枝の先端は大きく徒長しました。テーマを「定年記念樹」とした関係上、他の木では代替がきかず、この木には大きな負担をかけた上、
今年の展示会は2度とも見事に失敗しました。
失敗したのはこの「私」であって、木には何の責任もありません。せめて花後の手入れは入念にやってあげなければ・・・。
まずは「バリカン刈り」。来シーズンのイメージを描きながら全体のシルエットを決めます。大きく上へ伸びた「徒長枝」を落とし、抑える部分の先端は
「古葉止め」をします。来年、展開を望む部分には「2芽残し・2葉残し」により元気の良い2番芽の芽吹きを期待します。
両展示会のため、鉢の表面に張った「苔」も全て外しました。見てくれは綺麗な苔でも裏側はもちろん泥。それも粒子の細かい土がびっしり付いていることが多く、
このまま放置すると細かい粒子が鹿沼土の粒子の間へ入り込み、水通りを悪くするだけでなく根腐れの原因になります。
バリカン刈りの後「芽切ばさみ」に持ち替え「仕上げ」です。来年のイメージを崩さないように不要の小枝や下枝などを落とし、
芽の多すぎる部分は整理します。剪定後に出てくる今年の2番芽が良い場所に顔を出し、花芽がちゃんと付いてくれるよう、細心の注意を払って
剪定します。
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