(2008/6/12)
(さし芽から11年11ヵ月が過ぎました)
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花期展示会が終わりました。今回
「さつきの挿し芽半世紀」
と銘打って行なった私の展示にこの高豊の光も登場することとなり、挿し芽の代表と
して、大きな役目を果たしてくれました。
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養成中の貴公子です。飄々とした姿ですが、それでも綺麗な花をつけました。太幹の盆栽には風格があります。細幹の文人木には「侘び」「寂び」
があり、それぞれ味わい深いものがあります。しかし、この貴公子のように掴みどころのない弱々しい木からは、味わうべき何物もない代わりに、何とかして
やらなければ・・・、という母性本能にも似た感覚がこちら側から湧いてきます。なんの取り得もない木でも、その木にまつわる「いわれ」や、特別な
「思い出」が絡んでいれば、もはやその木は他人の評価する範疇にはなく、所有者の心の世界に生きていると言えるのではないでしょうか。
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